PayCAS Mobileはタッチ決済できない？原因や対処法、正しいやり方を解説！

PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)は、ハンディタイプのキャッシュレス決済端末です。

そこで、PayCAS Mobileは「クレジットカードやスマホでタッチ決済できるのか？」、「タッチ決済ができない条件などはあるのか？」気になるところですよね。

タッチ決済での支払いは、基本的に一括払いとなりますが、スピーディーに支払いを完了できます。

この記事では、タッチ決済できない原因となる、端末の不具合やカード側の問題、正しい操作手順まで解説します。

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PayCAS Mobileにおけるタッチ決済の仕組み

PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)におけるタッチ決済の仕組みについて、解説していきます。

タッチ決済を利用できる支払い方法の種類

「タッチ決済」と一括りにいっても、その元となる支払い方法は多岐にわたります。

PayCAS Mobileでは、以下の種類のカードでタッチ決済が可能です。

支払い方法の種類	ブランド	概要
クレジットカード	Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯	Visaのタッチ決済やMastercardコンタクトレスなど、後払いのクレジットカードをかざして支払う方法です。
デビットカード		決済と同時に銀行口座から代金が引き落とされるデビットカードをかざして支払う方法。残高不足の場合は利用できません。
電子マネー (プリペイドカード)	交通系電子マネー(Kitaca、Suica、PASMO、toICa、manaca、ICOCASUGOCA、nimoca、はやかけん)、楽天Edy、WAON、nanaco、iD、QUICPay	交通系電子マネーや、事前にチャージ した金額の範囲内で利用できるプリペイドカードをかざして支払う方法です。
QRコード決済	PayPay、au PAY、d払い、メルペイ、楽天ペイ、銀聯QR、Alipay＋、WeChat Pay	PayCAS Mobileでお客様のQRコードを読み取って決済、またはQRコードを読み取ってもらうユーザースキャンで決済します。
スマートフォン決済	Apple Pay Google Pay	Apple Payや Google Payに登録したクレジットカード等を、スマートフォンやスマートウォッチをかざして支払う方法。カード本体がなくても決済できます。

お客様がどの種類のカードを利用しようとしているか把握することも、スムーズな案内に繋がります。

タッチ決済は分割払いに対応していない

PayCAS Mobileのタッチ決済はm分割払いに対応していません。

タッチ決済は原則一括払いでのみ利用可能

タッチ決済は、NFC(Near Field Communication)という近距離無線通信技術を利用し、決済端末にクレジットカードやスマートフォンをかざすだけでスピーディーに支払いが完了する方法です。

このスピーディーさを実現するため、決済プロセスが簡略化されており、支払い方法は一括払い(1回払い)に限定されているのが一般的です。

実際に、クレジットカード会社の公式サイトでもそのように案内されています。

これは、Visa、Mastercard、American Expressなどの他の国際ブランドでも同様の仕様です。

また、PayCAS Mobileの操作上でも、「分割払い」や「リボ払い」を選択することができません。

PayCAS Mobileに限ったことではなく、他社決済端末でもタッチ決済は一括しかできないということです。

タッチ決済が分割払いやリボ払いに対応してない理由

では、なぜ分割払いやリボ払いではタッチ決済が利用できないのか、気になるところですよね。

その理由は、決済の「仕組み」と「プロセス」の違いにあります。

分割払いやリボ払いでは、通常の決済承認に加えて、「支払い回数」や「支払いプラン」といった追加の情報をカード会社とやり取りする必要があります。

タッチ決済は「かざすだけ」で完結するシンプルな仕組みを前提としているため、このような複雑な操作や追加の通信を処理するようには設計されていません。

それぞれの支払い方法における決済プロセスの違いを、以下の表にまとめました。

項目	タッチ決済（一括払い）	分割・リボ払い（ICチップ/磁気）
お客様の操作	決済端末に カードやスマホをかざす	端末にカードを挿入 または スワイプする
加盟店の操作	金額入力のみ	金額入力後、支払い回数を 選択・入力する
決済にかかる時間	非常に速い	追加の操作があるため 時間がかかる
お客様との対話	原則不要 （金額確認のみ）	支払い回数の確認が必要

そのため、分割払いやリボ払いを希望されるお客様には、タッチ決済ではなく、ICチップを挿入するか磁気ストライプをスワイプする方法でご案内する必要があります。

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PayCAS Mobileでタッチ決済ができない原因と対処法

PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)でタッチ決済できない原因と対処法について解説していきます。

タッチ決済できない主な原因は、以下のとおりです。

では、それぞれひとつずつ解説していきましょう。

決済端末やカードの物理的な問題

タッチ決済は、NFC(近距離無線通信)という技術を利用しています。

そのため、決済端末とお客様のカードやスマートフォンの物理的な位置関係や状態が直接影響します。

一見問題ないように見えても、些細なことが原因で通信エラーが発生することがあります。

カードやスマートフォンをかざす位置を確認する

よくある原因の一つが、カードやスマートフォンをかざす位置がNFCリーダーの場所からずれているケースです。

PayCAS Mobile端末のNFCリーダーは、端末上部のカメラ付近に搭載されています。

お客様には、そのあたりにカードやスマートフォンをかざしていただくよう、丁寧にご案内してください。

多くはスマートフォンの上部や中央背面にありますが、お客様ご自身も正確な位置を把握していない場合があります。

「端末の上部あたりに、ゆっくりとかざしてみてください」と具体的にお伝えすると、成功しやすくなります。

決済端末のNFCリーダー部分を確認する

PayCAS Mobile端末側のNFCリーダー部分に、通信を阻害するものがないか確認しましょう。

また、決済端末の周囲に他のICカードや金属製品があると、電波干渉を起こして決済が失敗することもあります。

決済時は、端末の周りを整理整頓するよう心がけましょう。

お客様の決済カード自体に問題がないか確認する

端末側に問題が見当たらない場合は、お客様のカード側に原因がある可能性も考えられます。

以下の点をお客様に確認していただくと良いでしょう。

決済端末のソフトウェアや操作の問題

物理的な問題がない場合、PayCAS Mobile端末のソフトウェアに一時的な不具合が生じてる可能性があります。

PayCAS Mobileの端末を再起動する

PayCAS Mobileを再起動し、メモリがリフレッシュされ、一時的なエラーが解消されることがあります。

端末の側面にある電源ボタンを長押しし、表示されるメニューから「再起動」を選択します。

再起動には少し時間がかかりますが、多くのトラブルがこれで解決する可能性があります。

アプリやファームウェアを最新にアップデートする

決済の安定性を保つためにも、アプリとファームウェアは常に最新の状態にしておくことが推奨されます。

PayCAS Mobileの決済アプリや、端末本体のソフトウェアが古いバージョンだと、セキュリティ上の問題や、決済処理の不具合が発生する原因となります。

アップデートは通常、Wi-Fi接続時に自動で行われますが、設定メニューから手動で更新を確認することも可能です。

対応していない決済ブランド利用の可能性

お客様のカードのブランドが、PayCAS Mobileのタッチ決済に対応していないケースも考えられます。

PayCAS Mobileは多くのブランドに対応していますが、すべてのブランドを網羅しているわけではありません。

PayCAS Mobileのタッチ決済対応ブランドを再確認する

PayCAS Mobileでタッチ決済（NFC Pay）が利用できる主要なクレジットカードブランドは以下の通りです。

上記以外のブランドや、一部の海外発行カードではタッチ決済が利用できない場合があります。

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PayCAS Mobileでタッチ決済を成功させる正しい操作手順

PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)でタッチ決済を成功させる正しい操作手順を解説していきます。

PayCAS Mobileでタッチ決済を行う流れ

PayCAS Mobileでタッチ決済を行う流れは、以下のとおりです。

PayCAS Mobileでタッチ決済するやり方

では、PayCAS Mobileでタッチ決済するやり方について、詳しく解説していきましょう。

支払い方法を選択する

まず、PayCAS Mobile端末のホーム画面から決済を開始します。

タッチ決済を行うための「クレジットカード」や「電子マネー」を上記画面で選択します。

電子マネーの場合、電子マネーをタップしてから支払いブランドを選択します。

PayCAS Mobileは、クレジットカードを選択することで、タッチ決済、ICチップ、磁気ストライプのすべての読み取り待機状態になります。

決済金額を入力する

次に、お客様にお支払いいただく決済金額をテンキーで正確に入力します。

入力後、「OK」ボタンをタップして金額を確定させてください。

入力した金額が正しいか、お客様と一緒に画面で確認する習慣をつけることをお勧めします。

加盟店情報と金額を確認する

カード情報を取得する画面が表示されるので、加盟店名や金額に間違いがないか確認します。

間違いがなければ、お客様にクレジットカードやスマートフォンをかざしてもらいます。

お客様のカードやスマートフォンを端末にかざす

お客様にタッチ決済対応のクレジットカードや、スマートフォンを端末にかざしていただきます。

このステップを成功させるためには、かざす「位置」と「時間」が重要です。

このマークにカードやスマートフォンの中央を近づけるようにかざしていただきます。

PayCAS Mobileによるタッチ決済が完了

これらの手順を踏んでもタッチ決済が反応しない場合は、カード自体や端末の一時的な不具合も考えられます。

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どうしてもPayCAS Mobileでタッチ決済できない場合の対処法

どうしてもPayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)でタッチ決済できない時の対処法を解説していきます。

ICチップを挿入して決済する

現在発行されているほとんどのクレジットカードには、ICチップが搭載されています。

ICチップ決済は、カード情報を暗号化して処理するため、セキュリティが高い決済方法です。

タッチ決済ができない場合、まずは以下の方法を試しましょう。

もしICチップの接触不良で読み取れない場合は、一度カードを抜き、チップの表面を柔らかい布などで優しく拭いてから再度試してみてください。

磁気ストライプをスワイプして決済する

ICチップ決済もできない場合や、ICチップがないカードの場合、磁気ストライプでの決済を試します。

具体的な操作手順は、以下のとおりです。

磁気ストライプは、磁気を発するものに近づけると、情報が破損して読み取れなくなることがあります。

これらの代替決済方法を覚えておけば、タッチ決済でのトラブルが発生しても、スムーズにお会計ができます。

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まとめ(PayCAS Mobileは一括払いならタッチ決済できる)

PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)でのタッチ決済について、詳しく解説してきました。

ただ、分割払いやリボ払いには対応しておらず、一括での支払いのみとなっています。

また、タッチ決済ができない原因として、単純にかざす位置に問題がある可能性も考えられます。

iPhoneは端末上部、Androidは機種によって異なりますが、背面中央付近にNFCが位置しているんです。

どうしてもタッチ決済ができなければ、ICチップや磁気ストライプといった代替方法対応しましょう。