Squareハンディはレシート印刷できない?別途プリンターが必要なのか解説!

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Squareハンディは、スキャナーを搭載したキャッシュレス決済端末です。

そこで、Squareハンディで、「お客様に渡す紙のレシートは印刷はできるのか?」、「そもそもプリンターは内蔵されているのか?」とお悩みではありませんか?

この記事でわかること
  • Squareハンディはプリンター非搭載。
  • 別途プリンターを準備する必要がある。
  • Squareターミナルならプリンター内蔵。
  • 電子レシートでペーパーレス化も可能。
Take

結論としては、Squareハンディ端末単体ではレシートを印刷できず、別途外部のレシートプリンターが必要です。

端末1台でレシート印刷まで完結させたいのであれば、プリンター内蔵のSquareターミナルがおすすめです。

この記事では、Squareハンディで紙レシートを印刷する方法から、店舗に最適な対応プリンターの選び方までを詳しく解説します。

Contents

Squareハンディでのレシート印刷はプリンターが必要

Squareハンディは、そのコンパクトなサイズと多機能性で、多くの店舗やイベントで活躍する決済端末です。

ポケットに収まる手軽さでありながら、クレジットカード決済、タッチ決済、QRコード決済など、多様なキャッシュレス決済に対応しています。

Take

ただ、Squareハンディ本体には、レシートを印刷する機能は内蔵されていません

そのため、お客様に紙のレシートを提供する必要がある場合は、別途外部のレシートプリンターを準備し、Wi-Fi経由で接続する必要があります。

Squareハンディの機能を下記の表にまとめました。

機能Squareハンディ単体
での対応可否
備考
クレジットカード
決済
主要な国際ブランドに対応しています。
電子マネー
決済
交通系ICカードなど、各種電子マネーに対応します。
QRコード
決済
PayPayなどのQRコード決済に対応可能です。
バーコード・
QRコードスキャン
本体にスキャナーが内蔵されており、在庫管理や商品登録に活用できます。
電子レシート
の発行
お客様のSMS(ショートメッセージ)またはメールアドレス宛に送信できます。
紙レシート
の印刷
別途、Wi-Fiで接続できる外部プリンターが必要です。

紙レシートの印刷は単体ではできませんが、SMSやメールによる電子レシート発行には標準対応しています。

Squareハンディで紙のレシートを印刷する方法

決済端末Square ハンディですが、残念ながら端末単体では紙のレシートを印刷する機能がありません。

外部接続のレシートプリンターを導入する

Squareハンディを利用している、またはこれから利用したい場合、外部のレシートプリンターを導入する方法です。

Take

SquareハンディはWi-Fiを通じて、Squareが公式に対応しているレシートプリンターと接続できます。

この設定を行うことで、決済完了後にお客様へ紙のレシートをお渡しすることが可能になります。

この方法のメリットは、Squareハンディの特長である「持ち運びやすさ」を活かしつつ、レシート発行のニーズにも応えられる点です。

飲食店でのテーブル会計や、移動販売、イベント出店など、場所を選ばずに決済とレシート発行ができます。

レシートプリンター内蔵のSquareターミナルを検討する

これからSquareの決済端末を導入する段階であれば、「Square ターミナル」という選択肢も有力です。

Square ターミナルは、決済機能とレシートプリンターが一体となったオールインワン型の決済端末です。

Take

別途プリンターを用意する必要がなく、これ一台でクレジットカード決済からレシートの発行まで完結します。

主にカウンターでの会計がメインとなる店舗におすすめの方法です。

方法メリットデメリット
外部プリンターを導入・Squareハンディの携帯性を活かせる
・プリンターの機種を選べる
・別途プリンターの購入費用がかかる
・プリンターの設置場所が必要
Squareターミナルを検討・1台で決済とレシート発行が完結する
・カウンター周りがすっきりする
・Squareハンディより携帯性に劣る
・ハンディがある場合は買い替えになる

メリットは、一台で済むためカウンター周りがすっきりし、機器の管理がしやすい点です。

しかし、Squareハンディと比較するとサイズが大きく重量もあるため、ポケットに入れて店内を移動するような使い方には向きません。

Squareハンディ対応レシートプリンターの選び方

Squareハンディにはレシート印刷機能がないため、紙のレシートを印刷するには、レシートプリンターが必須です。

接続方法(インターフェイス)で選ぶ

Squareハンディとプリンターを接続する方法は「Wi-Fi接続」です。

Squareハンディは、Bluetooth接続に対応していないため、接続方法が限られています。

据え置き型かモバイル型か利用シーンで選ぶ

レシートプリンターは、設置方法によって「据え置き型」と「モバイル型」に大別されます。

お店のどこでレシートを印刷したいか、具体的な利用シーンを想定して選ぶ必要があります。

タイプ特徴おすすめの利用シーン
据え置き型レジカウンターなどに常設するタイプです。電源に接続して使用し、一般的に印刷速度が速く、耐久性が高いモデルが多いのが特長です。便利なオートカッター機能付きの機種も豊富です。レストランや小売店などのレジカウンター キッチンでのオーダーシート印刷
モバイル型小型・軽量でバッテリーを内蔵しており、持ち運びが可能です。Squareハンディと一緒に携帯することで、どこでもレシートを発行できます。レストランでのテーブル会計 訪問販売や屋外イベント 移動販売車や小規模な催事出店

レジ周りが定位置なら据え置き型、Squareハンディの機動性を最大限に活かしたいならモバイル型が適しています。

ただ、Square公式ページには、現在、対応するモバイルプリンターはありません

Take

公式以外でWi-Fi接続できるモバイルプリンターもありますが、Squareハンディと接続できるかは分かりません。

Squareハンディの特徴を活かすためにも、据え置き型のプリンターがおすすめです。

本体価格と消耗品のコストで選ぶ

プリンター導入には、初期費用である本体価格と、ランニングコストの両方を考慮することが大切です。

据え置き型は多機能なハイスペックモデルになると高価になる傾向があります。

初期投資を抑えたいのか、長期的な運用効率を重視するのか、事業計画に合わせて検討しましょう。

Take

ランニングコストとして最も重要なのが、消耗品であるレシートロール紙です。

現在主流の感熱式プリンターはインクが不要なため、主な消耗品はロール紙のみとなります。

ロール紙は紙幅(58mmや80mmなど)や1巻の長さによって価格が異なります。

Squareハンディにおすすめのレシートプリンター

Squareハンディは、紙のレシートを発行するには外部のレシートプリンターが必須です。

人気No.1 スター精密 mC-Printシリーズ

据え置き型レシートプリンターの中でも特に人気が高く、多くのPOSレジアプリで推奨されているのがスター精密の「mC-Printシリーズ」です。

Take

洗練されたコンパクトなデザインと、店舗運営を支える高い機能性を両立しています。

Square ハンディともスムーズに連携可能です。

mC-Print3の特長と価格

mC-Print3は、シリーズの上位モデルにあたり、SquareハンディとはWi-Fiまたは有線LAN経由で接続します。

最大250mm/秒の高速印刷が可能で、レシートが丸まりにくい「デカール機能」も搭載しています。

Take

さらに、防滴・防虫設計が施されており、飲食店のキッチンなどでも安心して使用できるのが大きな強みです。

項目仕様
モデル名mC-Print3 (MCP31LB)
接続方法Ethernet(有線LAN), Bluetooth, USB
用紙幅80mm / 58mm
サイズ(WxDxH)132 x 140 x 125 mm
価格帯50,000円台~

用紙幅は58mmと80mmに対応しており、店舗のロゴなどを鮮明に印刷したい場合に適しています。

価格は比較的高めですが、その分、機能性と信頼性を重視する店舗に最適なモデルです。

信頼のエプソン製 TM-mシリーズ

プリンター業界で高い信頼と実績を誇るエプソン社も、Squareハンディ対応プリンターをラインナップしています。

特に「TM-mシリーズ」は、そのコンパクトなキューブ型デザインで知られています。

TM-m30の特長と価格

TM-m30は、コンパクトなデザインながら多彩なインターフェイスを備えた高機能モデルです。

Take

SquareハンディとはWi-Fiでの接続が可能です。

さらに、USBポートを複数搭載しているため、バーコードリーダーやカスタマーディスプレイといった他の周辺機器も同時に接続できる高い拡張性を持っています。

項目仕様
モデル名TM-m30
接続方法LAN/USB/Bluetooth インターフェース
用紙幅80mm / 58mm
サイズ(WxDxH)127 × 127 × 135 mm
価格帯50,000円台~

用紙のセット方向を上面と前面で切り替えられ、カウンター下などの狭いスペースにも柔軟に設置可能です。

Squareハンディでレシート印刷する以外の解決策

Squareハンディはレシートプリンターを内蔵していませんが、お客様に購入の証明を渡せないわけではありません。

よりスマートな店舗運営を実現する「電子レシート」という優れた選択肢があります。

Squareの電子レシートとは?

Squareの電子レシートは、決済完了後にお客様のスマートフォンにSMS(ショートメッセージ)またはメールでレシート情報を送信する機能です。

Take

お客様は紙のレシートを受け取る必要がなく、スマートフォン上で購入内容を確認・保存できます。

事業者にとっても、ペーパーレス化によるコスト削減や環境への配慮といったメリットがあります。

Squareハンディで電子レシートを発行する簡単な手順

Squareハンディでの電子レシート発行は、わずか数ステップで完了します。

Take

直感的な操作で、初めての方でも迷うことはありません。

  1. 会計金額を入力し、支払い方法を選択して決済を完了させます。
  2. 決済が完了すると、Squareハンディの画面にレシートの発行方法を選択する画面が表示されます。
  3. [メールで送信] または [SMSで送信] をタップします。
  4. お客様に画面を提示し、ご自身のメールアドレスまたはスマホの電話番号を入力していただきます。
  5. 入力後、[送信] ボタンをタップすれば、お客様のスマートフォンにすぐに電子レシートが届きます。

お客様が過去に他のSquare加盟店でメールアドレスで電子レシートを受け取ったことがある場合、再入力する必要なく登録ずみメールアドレスに送信されます。

電子レシートとインボイス制度

2023年10月から開始されたインボイス制度において、電子レシートも適格簡易請求書として扱うことが可能です。

Take

Squareでは、適格請求書発行事業者の登録番号をレシートに記載する設定が可能です。

電子データで発行したインボイスは、原則として電子データのまま保存する必要があるため、ペーパーレス化は法令対応の観点からも有効な手段と言えます。

まずは電子レシートを主軸とし、希望するお客様にのみ紙のレシートを発行するハイブリッド運用から始めることで、スムーズにペーパーレス化を進められます。

まとめ(Squareハンディは単体でレシート印刷ができない)

高機能な決済端末であるSquareハンディですが、単体では紙のレシートを印刷することはできません。

この記事のまとめ
  • Squareハンディはプリンター非搭載。
  • 別途プリンターを準備する必要がある。
  • Squareターミナルならプリンター内蔵。
  • 電子レシートでペーパーレス化も可能。
Take

お客様に紙のレシートをお渡しするには、別途対応するレシートプリンターを準備することが必須となります。

レシートプリンターを選ぶ際は、「接続方法」、「利用シーン」、「コスト」の3つのポイントを基準に検討することが失敗しないコツです。

スター精密のmC-PrintシリーズやエプソンのTM-mシリーズなど、店舗環境に合った最適な一台を選びましょう。

また、紙のレシートにこだわらない場合は、SMSやメールで送信できる電子レシートの活用も環境に優しく、コスト削減にも繋がる有効な選択肢です。

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