スマレジを複数店舗で導入する料金は?プラン比較から注意点まで解説!

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複数店舗でスマレジを導入したいけど、「料金体系が複雑で、結局総額はいくらになるの?」、「どのプランが自社の店舗数や業態に合っているのか分からない」といったお悩みをお持ちではありませんか?

この記事でわかること
  • スタンダードプランは1店舗のみ。
  • プレミアムプラン以上で複数店舗管理可能。
  • スマレジは店舗ごとの契約が必要。
  • 月額料金は「プラン料金 × 店舗数」。
Take

スマレジで複数店舗を一元管理して、本格的に活用するには「プレミアムプラン」以上の契約が必須となります。

スマレジの料金は店舗ごとの契約が基本となるため、複数店舗で利用する際の費用感を掴みにくいのが実情です。

この記事では、プランごとの月額料金といった基本はもちろん、店舗数別の料金シミュレーションや導入のメリット、事前に知っておくべき注意点まで紹介します。

Contents

スマレジを複数店舗で導入する際の基本料金体系

スマレジを複数の店舗で導入する場合、料金体系は「初期費用」と「月額料金」の2つで構成されます。

月額料金は店舗ごとに契約が必要となるため、運営する店舗数に応じて費用が変動します。

スマレジの料金は店舗ごとの契約が基本

スマレジの料金プランは、1店舗につき1契約が基本となります。

そのため、複数店舗でスマレジを利用する場合は、店舗数分の契約が必要です。

Take

例えば、プレミアムプラン(月額5,500円)を3店舗で導入する場合、月額の費用は「5,500円 × 3店舗 = 16,500円」となります。

無料のスタンダードプランは1店舗限定のプランであり、複数店舗の売上や在庫を一元管理できません。

複数店舗の運営を効率化するには、プレミアムプラン以上の有料プランへ加入が必須となります。

初期費用はいくら?必要なハードウェアと価格

スマレジは、すでに対応iPadやiPhoneをお持ちであれば、初期費用0円から始めることが可能です。

しかし、本格的なレジ環境を整えるためには、レシートプリンターやキャッシュドロワーといった周辺機器(ハードウェア)の購入費用が必要になります。

どのような機器が必要になるかは、店舗の業種や規模によって異なります。

主な周辺機器とその価格の目安は以下の通りです。

周辺機器名価格目安(税込)概要
iPad / iPhone約58,800円~スマレジアプリをインストールしてPOSレジとして使用するタブレット端末。
レシートプリンター約40,000円~50,000円会計時にレシートや領収書を印刷するための機器。
キャッシュドロワー約15,000円~50,000円現金を安全に保管・管理するための引き出し。
バーコードリーダー約3,000円~60,000円商品のバーコードを読み取り、会計をスムーズに行うための機器。
カスタマーディスプレイ約25,000円~35,000円お客様に会計金額を表示するための画面。
キャッシュレス決済端末0円~クレジットカードや電子マネー、QRコード決済に対応するための端末。

これらの周辺機器は、スマレジの公式サイトや家電量販店などで購入できます。

Take

初期費用を抑えたい場合は、中古品の活用やレンタルサービスの利用も選択肢の一つです。

また、スマレジでは専門スタッフが機器の設置や設定を行う「導入サポートサービス」も有料で提供しており、スムーズな導入が可能です。

月額料金の仕組みとプランによる違い

スマレジの月額料金は、契約する料金プランと店舗数によって決まります。

料金は店舗ごとに発生するため、「プランの月額料金 × 店舗数」が合計の月額費用となります。

スマレジには、基本的なレジ機能が無料で使える「スタンダードプラン」から、飲食店や小売店に特化した高機能なプランまで、5つの料金プランが用意されています。

複数店舗を運営する場合、全店舗の売上データを一元管理したり、在庫情報を共有したりといった機能が不可欠です。

Take

これらの機能は、月額5,500円(税込)の「プレミアムプラン」から利用可能になります。

さらに上位のプランでは、より高度な顧客管理や在庫管理、売上分析機能などが提供されており、事業規模や業種に合わせて最適なプランを選択することが重要です。

【料金プラン別】スマレジの複数店舗向け機能と費用を比較

スマレジを複数店舗で導入する場合、どの料金プランを選ぶかが非常に重要です。

まず、スマレジの複数店舗対応プランの料金と主な機能を比較表で確認しましょう。

項目スタンダードプレミアムプレミアムプラスフードビジネスリテールビジネス
月額料金
(税込)
¥0/月
(1店舗のみ)
¥5,500/月
(1日あたり約¥183)
¥8,800/月
(1日あたり約¥293)
¥12,100/月
(1日あたり約¥403)
¥15,400/月
(1日あたり約¥513)
対応業種飲食
小売・アパレル
エステ
食品小売
美容室
催事
飲食
小売・アパレル
エステ
食品小売
美容室
催事
飲食
小売・アパレル
エステ
食品小売
美容室
催事
飲食店
(スマレジ・
ウェイター対応)
小売・アパレル
食品小売
サポートメールメールメール
チャット
電話
メール
チャット
電話
メール
チャット
電話
複数店舗
対応
レジ機能
(スマレジ
アプリマーケット)
引換券
印刷
商品点数
10万点
複数店舗
管理
PL(損益)
管理
ユーザー権限
設定
ログイン・
操作ログ管理
スマレジ
API利用
外部システム
連携
クーポン
機能
顧客管理
10万件
ポイント
管理機能
セルフレジ
自動釣銭機
連携
オーダー
エントリー
キッチン
伝票出力
小売店向け
在庫管理
受注管理
パスポート
カメラ読取
免税手続き
電子化・アプリ

スタンダードプラン(無料だけど1店舗しか使えない)

スタンダードプランは、基本的なレジ機能が月額0円で利用できる非常に魅力的なプランです。

Take

POSレジを初めて導入する店舗や、まずはスマレジの使用感を試してみたいという場合に最適です。

このプランは1店舗限定での利用となるため、複数店舗での売上や在庫の一元管理はできません

将来的に多店舗展開を計画している場合でも、まず1店舗目でスタンダードプランを試し、事業の成長に合わせて有料プランへ移行するという使い方も可能です。

プレミアムプラン(複数店舗の売上データや商品管理に最適)

複数店舗の運営を始めるなら、プレミアムプランが基本の選択肢となります。

このプランから、複数店舗の売上データや商品マスタ、スタッフ情報を本部で一元管理できるようになります。

各店舗の売上状況をリアルタイムで比較・分析したり、役職に応じた操作権限を設定したりできるため、組織的な店舗運営が可能になります。

プレミアムプランの主な機能とメリット

プレミアムプランの最大のメリットは、全店舗の経営状況を可視化できる点です。

Take

本部やマネージャーは、わざわざ各店舗に出向かなくても、管理画面から全店舗の売上や客数をリアルタイムで把握できます。

これにより、迅速な経営判断や効果的な販売戦略の立案に繋がります。

プレミアムプランの料金

プレミアムプランの月額料金は、1店舗につき5,500円(税込)です。

プレミアムプラスプラン 高度な在庫管理と売上分析

プレミアムプラン機能に加え、顧客管理や分析を行いたい場合、プレミアムプラスプランがおすすめです。

Take

このプランでは、複数の店舗で顧客情報を共有し、ポイントも共通で利用できるようになります。

顧客がどの店舗に来店しても一貫したサービスを提供でき、顧客満足度向上やリピート促進に繋がります。

プレミアムプラスプランの主な機能とメリット

顧客情報を全店で一元管理できるため、「A店で購入した顧客がB店に来店した際に、購買履歴に基づいた接客をする」といった高度なサービスが実現可能です。

また、365日対応の電話サポートも付帯するため、万が一のトラブル時も安心です。

プレミアムプラスプランの料金

プレミアムプラスプランの月額料金は、1店舗につき8,800円(税込)です。

フードビジネスプラン 飲食店向けの専用機能と料金

複数店舗を展開する飲食店には、フードビジネスプランが最適です。

このプランは、プレミアムプラスプランの機能に加えて、飲食店のホール業務を効率化するオーダーエントリーシステム「スマレジ・ウェイター」が利用できます。

Take

ハンディ端末で受けた注文がキッチンプリンターで自動で出力されます。

そのため、オーダーミスを防ぎ、迅速な料理提供を実現します。

フードビジネスプランの主な機能とメリット

テーブルごとの注文状況や滞在時間をリアルタイム管理できるため、ホールスタッフの業務負担を軽減します。

また、複数店舗の売上データと合わせて分析することで、店舗ごとの人気メニューや客層の違いを把握し、より効果的なメニュー開発や店舗運営に活かすことができます。

フードビジネスプランの料金

フードビジネスプランの月額料金は、1店舗につき12,100円(税込)です。

リテールビジネスプラン アパレル・小売店向けの機能と料金

アパレルや雑貨店など、多店舗展開する小売業にはリテールビジネスプランが推奨されます。

Take

このプランの最大の特徴は、高度な在庫管理機能です。

店舗間の在庫確認や移動、本部での一括発注・仕入管理など可能になり、複数店舗での在庫を最適化します。

リテールビジネスプランの主な機能とメリット

「A店で欠品している商品を、在庫のあるB店から取り寄せる」といった店舗間での在庫移動がスムーズに行えるため、販売機会の損失を防ぎます。

また、ECサイトとの在庫連携も強化され、実店舗とオンラインストアの在庫を一元管理したい方にも最適です。

リテールビジネスプランの料金

リテールビジネスプランの月額料金は、1店舗につき15,400円(税込)です。

スマレジの複数店舗導入による料金シミュレーション

スマレジを複数の店舗で導入する際、実際にどれくらいの費用がかかるのか、具体的な店舗数に応じた料金シミュレーションをご紹介します。

※初期費用は導入する周辺機器によって大きく変動するため、あくまで一例として参考にしてください

2店舗でスマレジを導入した場合の料金

初めて複数店舗展開を行う、あるいは既存の2店舗にPOSレジを導入するケースを想定します。

Take

この段階では、全店舗の売上や商品情報を一元管理できる「プレミアムプラン」が最適です。

スマレジの基本的な機能が使え、コストを抑えながら複数店舗運営の基盤を整えることができます。

初期費用と月額料金の目安(プレミアムプラン)

項目内容費用(目安)
(税込)
初期費用iPad、
レシートプリンター、
キャッシュドロワー
×
2店舗分
約200,000円~
月額料金プレミアムプラン
(5,500円/店舗) × 2店舗
11,000円

ハードウェアをすでに持っている場合や、よりコンパクトな「mPOP(レシートプリンター内蔵キャッシュドロア)」などを選ぶことで、初期費用をさらに抑えることも可能です。

5店舗でスマレジを導入した場合の料金

5店舗規模になると、より高度なデータ分析やマーケティング施策が重要になります。

Take

顧客情報を詳細に管理し、ポイント機能なども活用できる「プレミアムプラスプラン」がおすすめです。

また、業種がアパレルや小売店であれば、店舗間の在庫移動や発注管理機能が充実した「リテールビジネスプラン」も有力な選択肢となるでしょう。

初期費用と月額料金の目安(プレミアムプラスプラン)

項目内容費用(目安)
(税込)
初期費用iPad、レシートプリンター、
キャッシュドロワー、
バーコードリーダーなど
×
5店舗分
約500,000円~
月額料金プレミアムプラスプラン
(8,800円/店舗) × 5店舗
44,000円

この規模になると、各店舗の状況に応じて必要な周辺機器も多様化します。

例えば、一部の店舗にだけ自動釣銭機を導入するなど、柔軟な構成が可能です。

プレミアムプラスプラン以上では電話サポートも利用できるため、トラブル発生時も安心です。

10店舗以上で導入する場合の料金

10店舗以上の多店舗では、本部機能による統制と、各店舗の状況をリアルタイムに把握する仕組みが不可欠です。

業種特化型の「フードビジネスプラン」や「リテールビジネスプラン」を選択することで、より専門的で高度な店舗管理が実現できます。

初期費用と月額料金の目安(リテールビジネスプラン)

項目内容費用(目安)
初期費用各店舗に必要な
ハードウェア一式
×
10店舗分
約1,000,000円~
月額料金リテールビジネスプラン
(15,400円/店舗) × 10店舗
154,000円

店舗数が多くなると、導入サポートやスタッフへの操作トレーニングなどを利用することで、スムーズな導入と運用が可能になります。

Take

また、フランチャイズ展開など、契約をまたいで売上集計や商品管理を行いたい場合は、別途「本部機能」オプションの追加も検討できます。

導入規模や必要なカスタマイズによって費用は大きく異なるため、公式サイトから見積もりを取得し、自社の要件に最適なプランを相談することをおすすめします。

スマレジを複数店舗で導入する前に知るべき注意点

スマレジを複数店舗でスムーズに導入し、最大限に活用するためには、事前にいくつかの注意点を把握しておくことが重要です。

必要な機能と料金プランのミスマッチ

複数店舗の運営を成功させるには、自社の事業規模や業態に合った適切な料金プランを選ぶことが不可欠です。

「最初はコストを抑えたい」という理由だけで安価なプランを選ぶと、後々必要な機能が足りず、結局上位プランへ変更することになり、かえって高くついてしまう可能性があります。

特に複数店舗管理は、無料のスタンダードプランでは対応できず、プレミアムプラン以上の契約が必要となる点に注意が必要です。

Take

例えば、店舗間の在庫移動をスムーズに行いたい場合は、高度な在庫管理機能を備えたリテールビジネスプランが適しています。

また、全店舗共通のポイントカードを発行するなど、顧客情報を全店で共有してリピーターを育成したければ、顧客管理機能が充実したプレミアムプラスプラン以上が選択肢となります。

将来的に店舗数を増やしていく計画がある場合は、その拡張性も見越してプランを選ぶ視点が大切です。

導入前に、各プランで利用できる機能を詳細に比較し、「どの店舗で、どの機能が、なぜ必要なのか」を明確にしておくことで、最適なプラン選定が可能になります。

インターネット環境の整備は必須

スマレジはクラウド型のPOSレジであるため、その機能を最大限に活用するには、安定したインターネット接続が各店舗で必須となります。

売上データや在庫情報、顧客情報などはクラウドサーバー上で管理され、リアルタイムで同期される仕組です。

オフライン時の機能制限

万が一インターネット接続が切れても、基本的な会計処理など一部の機能はオフラインで利用することが可能です。

しかし、その間はクラウドサーバーとのデータ同期が停止してしまいます。

具体的には、リアルタイムでの売上確認、他店舗の在庫状況の参照、クレジットカードや電子マネーなどのオンライン決済、顧客情報の呼び出しといった機能が利用できなくなります。

Take

オフライン時のデータは端末内に一時的に保存され、次にオンラインになった際に同期できます

ですが、複数店舗を運営する上で「リアルタイムでの情報共有」ができなくなる点は大きなデメリットです。

安定した通信環境の確保

特に、商業施設の奥まった場所や地下にある店舗など、電波が不安定になりがちな立地では注意が必要です。

日々の店舗運営を滞りなく行うためにも、信頼性の高い光回線などの固定インターネット回線を各店舗に用意することを強く推奨します。

また、万が一の回線トラブルに備えて、モバイルWi-Fiルーターなどのバックアップ回線を準備しておくと、より安心して運用できるでしょう。

周辺機器の選定と追加コスト

スマレジの導入には、月額のプラン料金とは別に、レジ業務に必要となる周辺機器の購入費用がかかります

Take

どの機器が必要になるかは店舗の業種によって異なりますが、複数店舗分をまとめて導入する際は、総額が大きくなる可能性があります。

主な周辺機器とその価格目安は以下の通りです。

機器の種類価格目安選定のポイント
iPadまたはiPhone約50,000円~スマレジアプリを動作させるために必須です。
Android端末は利用できないため注意が必要です。
レシートプリンター
内蔵キャッシュドロワ
約70,000円~レジ周りをコンパクトにまとめたい場合におすすめです。
mPOPシリーズなどが人気です。
レシートプリンター約50,000円~キャッシュドロワーとは別に設置するタイプです。
キッチンプリンターとして利用することも可能です。
キャッシュドロワー約10,000円~現金の保管に必要です。
レシートプリンターと接続して自動開閉させるのが一般的です。
バーコードリーダー約15,000円~アパレルや小売店など、商品数が多い店舗の会計や棚卸作業を効率化します。
カスタマー
ディスプレイ
約25,000円~お客様に会計金額や明細を明示し、会計の透明性を高めます。

これらの周辺機器は、スマレジでの動作が確認されている「推奨機器」を選ぶことが大切です。

推奨機器以外を使用した場合、正常に動作しない、あるいはサポートの対象外となる可能性があるためです。

導入コストを抑えるために中古品を活用する方法もありますが、保証やサポートの面を考慮し、慎重に検討する必要があります。

各店舗の設置スペースやレジカウンターのレイアウト、実際のオペレーションを考慮しながら、必要な機器をリストアップし、余裕を持った予算計画を立てましょう。

まとめ(スマレジで複数店舗管理するには月額5,500円(税込)〜)

スマレジを複数店舗で導入する際の料金体系、プランごとの機能比較、導入のメリットについて解説しました。

この記事のまとめ
  • スタンダードプランは1店舗のみ。
  • プレミアムプラン以上で複数店舗管理可能。
  • スマレジは店舗ごとの契約が必要。
  • 月額料金は「プラン料金 × 店舗数」。
Take

複数店舗のデータを一元管理するには、最低でも月額5,500円(税込)のプレミアムプラン以上の契約が必須です。

スマレジを複数店舗で利用する場合、店舗ごとの契約が基本となり、スタンダードプランでは対応できません。

自社の事業規模や業態、必要な機能を明確にし、最適な有料プランを選択することが、コストを抑えつつ業務効率化を実現する上で最も重要です。

スマレジ導入によって全店舗の売上や在庫をリアルタイムで一元管理できる大きなメリットがあります。

まずは、自社の課題を洗い出し、どのプランが最適かしっかりと検討することから始めましょう。

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