Square(スクエア)は、多くのビジネスオーナーにとって便利なキャッシュレス決済サービスです。
しかし、運用方法の見直しやコスト削減を目的に解約を検討するケースもあるでしょう。
そこで、Squareは「解約する時に違約金は発生するのか?」、「契約期間など条件や縛りはあるのか?」気になるところですよね。
- Squareは解約しても違約金は発生しない。
- Squareは最低契約期間など条件はない。
- 解約せずアカウント維持だけなら費用はかからない。
- 解約しなければ販売履歴や顧客リストを閲覧できる。
Squareは、最低契約期間などの条件や縛りはなく、違約金が発生することもありません。
また、Squareは、解約手続きをしないで、アカウントを維持しておいても費用はかかりません。
アカウントを維持しておけば、販売履歴などのデータをいつでも閲覧することができます。
有料サービスを利用されている場合は、その有料サービスだけ解約すれば問題ありません。
Squareは、基本的に決済手数料しかかからないので、安心して利用できる決済サービスですね。
Square(スクエア)の解約に条件や縛りはない
Square(スクエア)の解約で違約金が発生するケースはあるのか、解説していきましょう。
Squareは契約期間など条件や縛りがない
Squareを導入するのに、最低利用期間などの条件や縛りはありません。
いつ解約しても違約金は発生しないので、安心してSquareによるキャッシュレス決済を導入できます。
Squareの解約で違約金や解約金は発生しない
Squareは、解約しても違約金や解約手数料はかかりません。
もし、Squareの決済端末が不要な場合は、Square サポートに依頼すれば回収してもらえます。
しかも、端末を送る時の返送料は、Squareが負担してくれるので、お店としては費用がかかりません。
ただ、回収してもらえる端末は、Squareから直接購入された商品のみが対象となっています。
なので、Squareではなく、正規販売代理店から購入した場合は、サポートで回収してもらえません。
Squareを解約しないままだとどうなるの?
Squareを解約せず、そのままの状態にするとどうなるのかも、気になるところですよね。
Squareアカウントの維持費は無料
Squareアカウントを維持するだけであれば、費用はかからず無料です。
なので、あえて解約手続きしなくても、お店としては問題ありません。
もちろん、お店が閉店するなど、今後Squareを利用することがなければ解約しておくべきです。
ただ、今後Squareを利用する可能性があるなら、アカウントを維持しておく方がいいでしょう。
アカウントを維持することで使える機能
Squareアカウントを維持することで、以下の機能を無料で継続利用できます。
アカウント維持で使える機能
- Squareでの販売履歴やその他のレポート
- 顧客リストの管理
Squareを解約してしまうと、上記の機能が使えなくなります。
また、再利用には、新規でSquareアカウントを作り直さないといけないので、解約は慎重に行いましょう。
Squareの解約後に再度利用する方法
Squareアカウントは、一度解約すると再利用できません。
ただ、新しいアカウントでは、以前のアカウントのデータや履歴を引き継ぐことはできません。
Squareの解約を検討する際は、将来再利用する可能性を考慮し、事前にデータを保存しておきましょう。
データをエクスポートしておけば、再度Squareを利用する時に、インポートして簡単に設定できます。
Square(スクエア)を解約する方法
Square(スクエア)を解約手続きする方法について、解説していきます。
Squareの解約としては、以下のケースが考えられます。
- Squareアカウントを無効化する。
- Squareの有料サービスのみ解約する。
では、それぞれひとつずつ解説していきましょう。
Squareアカウントを無効化する方法
Squareアカウントを無効化するということは、Squareを解約することを意味します。
Squareアカウントを無効化するには、以下の手順で行います。
Squareアカウント無効化のやり方
Square公式ページの右上にある「ログイン」をクリックします。
ログイン画面で、登録済みメールアドレスまたは電話番号を入力して「次へ」をクリックします。
Squareアカウントのパスワードを入力して「ログイン」をクリックします。
ログイン後、「アカウントと設定」から「企業または店舗の情報」を選択します。
「当事業または店舗について」タブ内にある「アカウントの無効化」をクリックします。
「アカウントを無効にする理由」を選んで、「続行」をクリックします。
認証コードを入力して「無効化」を選択すると、Squareの解約が完了します。
一度解約するとアカウントが完全に無効化されるため、再利用時には新規アカウントを作成する必要があります。
また、解約手続きの前に、支払履歴や商品ライブラリをダウンロードしておくと、今後のビジネス管理に役立ちます。
square有料サービスのみを解約する方法
Squareは無料アカウントで基本機能を利用できる一方で、有料のオプションサービスも展開しています。
Squareの有料サービスとは
Squareは、基本的に決済手数料だけで利用ができます。
ただ、より業務の効率化を図るために、以下の有料サブスクリプションが用意されています。
Squareの有料サービス一覧
- Square 予約
- Square リテールPOSレジ
- Square 請求書
- Square レストランPOSレジ
- Square KDS
- Square オンラインビジネス
- Square アクセスプラス
- Square シフト
- Square ロイヤルティ
こういった有料サービスを利用することで、業務の改善や売上アップを目指すことができます。
有料サービスは、それぞれ個別に契約したり、解約することができます。
有料サービスを解約・停止する方法
有料サービスのみを解約したい場合、Squareアカウントを無効化(解約)する必要はありません。
以下の手順を行うことで、有料サービスだけ解約することができます。
Square 有料サービス解約のやり方
- Squareデータ内の「アカウントと設定」にアクセスします。
- 「事業または店舗の情報」タブを開き、「料金とサブスクリプション」をクリックしてください。
- 解約したいサービスを選び、「サービスをキャンセル」をクリックすることで解約が完了します。
また、有料サービスを一時的に停止することも可能です。
有料サービスを一時的に停止するには、以下の手順を実行してください。
Square 有料サービス停止のやり方
- Squareデータから「アカウントと設定」に移動します。
- 「事業または店舗の情報」タブを開き、「料金とサブスクリプション」を選択します。
- 解約したい有料サービスの「管理」をクリックし、「サブスクリプションを一時停止」を選択します。
一時停止は最長3か月間という期限付きとなっているので、期間中ならいつでも再開できます。
ただ、3か月が経過すると自動的に再開されるため、必要に応じて早めに手続きを行いましょう。
解約後Square端末はどうすればいい?
Squareを解約後、使っていた決済端末をどうすれば良いか、迷う方もいるでしょう。
Square決済端末は基本的に返却不要
Squareの決済端末は、基本的にお店で購入しています。
なので、購入したSquareの決済端末は、返却不要する必要はありません。
Square決済端末は回収してもらえる
Square リーダーやターミナルなど端末を処分する場合、Squareサポートへ連絡して回収依頼ができます。
以下は、Squareno主な対応端末の種類です。
回収依頼できる決済端末の種類
- ICカードリーダー(イヤホンジャック接続)
- Square リーダー(Bluetooth接続)
- Square スタンド
- Square ターミナル
- Square レジスター
不要になった端末の処分方法が不明な場合は、公式サポートに問い合わせて適切な手続きを進めるのがおすすめです。
Squareサポートは、端末回収をスムーズに行えるよう対応してくれます。
Square(スクエア)を解約する際の注意点
Square(スクエア)を解約する際は、以下の注意点に気をつける必要があります。
Squareは即日解約となる
Squareは、アカウントを無効化して解約すると、その時点で利用できなくなる機能やサービスがあります。
Squareは、月単位ではなく、解約した日から使えなくなるサービスがあります。
なので、Squareを解約する前に、やり残していることがないか、よく確認することが大切です。
支払履歴を閲覧できない
Squareアカウントを解約すると、Squareの利用が停止し、支払履歴を閲覧できなくなります。
ただ、解約前に必要な取引データを保存すれば、後から履歴を確認することが可能です。
以下の手順で、支払履歴データをエクスポートしておくと安心です。
支払履歴エクスポートのやり方
- Squareデータにアクセスし、「残高」を選択します。
- 日付セレクターで確認したい期間を指定します。
- 「本年度」や「昨年度」を選択し、年度を切り替えます。
- 「すべての店舗」または特定の店舗を選び、「エクスポート」をクリックします。
ダウンロードされたCSVファイルは、Microsoft Excelや他の表計算ソフトで閲覧できます。
この手順を事前に実行することで、解約後も必要な支払履歴を手元に残しておくことができます。
商品ライブラリが閲覧できない
Squareアカウントを解約すると、Squareの利用が停止し、商品ライブラリのデータが閲覧できなくなります。
商品ライブラリデータには、登録した商品や在庫情報が含まれ、ビジネス運営において重要な情報を失う可能性があります。
ただ、解約前に必要なデータを保存すれば、商品ライブラリ情報を後から確認することが可能です。
以下の手順で、商品ライブラリデータをエクスポートしておきましょう。
商品ライブラリエクスポートのやり方
- Squareデータにアクセスし、「残高」を選択します。
- 日付セレクターで期間を設定し、対象データを絞り込みます。
- 「本年度」または「昨年度」をクリックして年度を切り替えます。
- 「エクスポート」をクリックして、データをCSVファイルとしてダウンロードします。
ダウンロードしたCSVファイルは、Microsoft Excelや他の表計算ソフトで閲覧できます。
解約前に必要なデータを確認・保存し、業務への影響を最小限に抑えましょう。
オンラインビジネスのサブスクリプションをキャンセルする
Squareアカウントを解約しても、オンラインビジネスのサブスクリプションは自動的に解約されません。
Squareアカウントを解約する前に、オンラインビジネスのサブスクリプションを手動でキャンセルする必要があります。
サブスクリプションをキャンセルする手順は以下のとおりです。
サブスクリプション解除のやり方
- Square オンラインビジネスの概要ページにアクセスします。
- サブスクリプション管理画面で、契約中のすべてのプランを確認します。
- 解約したいサブスクリプションごとに「キャンセル」を選択します。
サブスクリプションの解除をしないと、Squareアカウントを解約した後もサブスクリプション料金が発生し続ける可能性があります。
手続きの漏れを防ぐために、アカウント解約前に必ず確認してください。
Squareを解約する際は、オンラインビジネスの契約状況を事前に確認し、不要な料金を防ぎましょう。
まとめ(Square(スクエア)は解約時に違約金はかからない)
Square(スクエア)の解約手続きや注意点、有料サービスやの解約方法について解説してきました。
- Squareは解約条件がなく違約金は発生しない。
- アカウント維持だけなら解約しなくても費用はかからない。
- アカウントがあれば販売履歴や顧客リストを閲覧できる。
Squareの解約に違約金は発生しませんし、公式サイトから簡単に手続きが可能です。
Squareha、解約しないでアカウントだけを残しておけば、販売履歴などのデータを閲覧できます。
もし解約する場合は、支払履歴や商品ライブラリをエクスポートして、後々の業務に役立てると良いですね。
また、有料サービスの解約やオンラインビジネスのサブスクリプションについては、手動でのキャンセルが必要ですので、事前に確認しましょう。