Squareハンディとターミナルの違い!それぞれの機能や性能を比較!

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「Squareの新しいハンディ機能と、既存のSquareターミナルは何が違うのか?」「自分の店にはどちらが適しているのか?」とお悩みではありませんか?

この記事でわかること
  • プリンターやスキャナーの有無が違う。
  • Squareハンディはスキャナーを内蔵。
  • Squareターミナルはプリンターを内蔵。
  • どちらも簡単に持ち運びができる。
Take

Squareハンディはスキャナーを内蔵し、Squareターミナルはプリンターを内蔵しているのが大きな違いです。

端末によって使える支払い方法などに違いはないので、どちらでも安心して導入することができます。

ただ、それぞれ機能や性能に違いがあるため、店舗にとってどっちを選ぶべきか見極めることが大切です。

この記事では、新端末「Squareハンディ」と、オールインワン決済端末「Squareターミナル」の違いを、機能、料金、操作性の観点から比較します。

Contents

新端末Squareハンディとターミナルの基本概要

Squareから新たに登場した「Square ハンディ」と、既存の人気モデルである「Square ターミナル」は、どちらも決済機能とPOSレジ機能を兼ね備えた高性能なデバイスです。

しかし、その形状や搭載されている機能には明確な違いがあり、想定される利用シーンも異なります。

Squareハンディとは何か

Square ハンディは、スマートフォンのような操作性と携帯性を追求した、ポケットサイズの決済端末です。

Take

最大の特徴は、片手で持てるコンパクトなボディに、高性能なバーコードスキャナーと決済リーダーを内蔵している点にあります。

重さは約315グラムと非常に軽量で、耐久性にも優れたタフな設計となっています。

内蔵されたスキャナーを活用することで、小売店における商品の在庫確認や棚卸し、入荷処理といったバックヤード業務をスピーディーにこなせます。

また、飲食店においては、スタッフが客席まで持ち運び、その場で注文入力から決済までを完結させる「テーブルオーダー」の端末として威力を発揮します。

レシートプリンターは非搭載ですが、その分薄型で持ちやすく、一日中持ち歩いても負担になりにくい設計がなされています。

まさに、接客から管理業務までを一台でこなす「万能ハンディターミナル」と言えるでしょう。

Squareターミナルとは何か

「Square ターミナル」は、決済機能、POSレジ機能、そしてレシートプリンターを一台に凝縮したオールインワン型の決済端末です。

真っ白で洗練されたデザインは、どのような店舗のカウンターにも馴染みます。

Take

この端末の最大のメリットは、別途プリンターを用意しなくても、これ一台で紙のレシートや領収書を発行できます。

バッテリー内蔵のため、カウンターでの据え置き利用はもちろん、テーブル会計で持ち運ぶことも可能です。

クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などキャッシュレス決済に対応し、タッチスクリーン操作で簡単に扱えることから、多くの店舗で導入されています。

Wi-Fiがあればどこでも使用でき、配線のごちゃつきを解消してレジ周りをすっきりさせたい店舗に最適です。

Squareのキャッシュレス決済サービスの特徴

SquareハンディとSquareターミナル、どちらの端末を選んだ場合でも、Squareが提供する強力なプラットフォームの恩恵を受けることができます。

Squareのサービスの大きな特徴は、初期費用や月額固定費が無料で、導入のハードルが非常に低いことです。

Take

かかる費用は端末の購入代金と、決済ごとの手数料のみというシンプルで透明性の高い料金体系が採用されています。

また、申し込みから審査、利用開始までのスピードが速く、売上の入金サイクルも最短で翌日という資金繰りの良さも経営者にとって大きな魅力です。

さらに、両端末ともにSquareのPOSレジアプリが標準搭載されており、売上データや顧客情報はクラウド上でリアルタイムに同期されます。

これにより、複数の端末を併用したり、店舗の規模が拡大したりしても、スムーズに一元管理ができます。

Squareハンディとターミナルの主な違い

「Squareハンディ」と「Squareターミナル」は、形状や搭載機能には明確な違いがあります。

ハードウェアとデバイスデザインの違い

最大の違いは「レシートプリンターの有無」と「携帯性」にあります。

比較項目SquareハンディSquareターミナル
デザイン・外観
レシートプリンターなし
(電子レシートまたは外部プリンター)
内蔵
(その場で印刷可能)
バーコードスキャナー内蔵
(高性能スキャン・カメラ機能あり)
なし
(カメラ機能なし)
形状・携帯性スマホ型・ポケットサイズ
(約315g)
傾斜型・持ち運び可能
(約417g)
耐久性IP54(防水・防塵)標準的な耐久性
主な利用シーンテーブル注文、在庫管理、移動販売カウンター決済、テーブル会計
価格44,980円
(税込、時期により変動)
39,980円
(販売店・時期で変動)

Squareターミナルのハードウェアとデザインの特徴

Squareターミナルは、決済機能とレシートプリンターが一体化しているのが特徴です。

感熱式プリンターを内蔵しているため、その場で紙のレシートを発行できます。

デザインは傾斜がついた据え置き型に近い形状ですが、コードレスで持ち運ぶことも可能です。

Squareハンディのハードウェアとデザインの特徴

一方、新端末Squareハンディは、スマートフォンのような形状で、ポケットに収まるサイズ感が特徴です。

Take

重さは約315gと非常に軽量で、片手で持ちながら長時間の業務を行っても疲れにくい設計になっています。

Squareハンディにはレシートプリンターは内蔵されていませんが、代わりに高性能なバーコードスキャナーとカメラが搭載されています。

IP54等級の防水・防塵性能を備えており、水濡れや落下のリスクがあるタフな現場でも安心して利用できます。

操作方法とユーザーインターフェースの違い

Squareハンディはスマートフォンの操作に慣れていれば、直感的に扱えるインターフェースを採用しています。

片手での操作を前提に設計されており、注文入力から決済、在庫確認までをスムーズに行えます。

Take

特に内蔵スキャナーを使用した商品登録や在庫管理機能へのアクセスが迅速で、アプリ間の切り替えもスムーズです。

Squareターミナルは、画面が大きく安定感があるため、カウンターに置いてお客様に操作してもらうシーン(暗証番号の入力や署名)に適しています。

画面の視認性が高く、決済専用端末としての信頼感を与えるデザインです。

どちらの端末もSquare POSレジアプリがベースのため、基本的な機能に大きな差はありません。

導入シーンと利用シーンの違い

それぞれの端末が活躍するシーンは、店舗の業態や接客スタイルによって異なります。

Squareハンディの導入シーンと利用シーン

Squareハンディは、移動の多い業務やスピードが求められる現場に最適です。

Take

例えば、飲食店のテーブル注文・決済、アパレルや小売店での売り場による在庫検索や会計、屋外イベントでの利用が挙げられます。

また、美容室などで施術中の席で会計を済ませたい場合にも、そのコンパクトさが役立ちます。

Squareターミナルの導入シーンと利用シーン

Squareターミナルは、レジカウンターがある店舗や、紙のレシートを手渡す必要がある業種に向いています。

Take

カフェやクリニック、サロンの受付など、定位置での会計がメインで、必要に応じて個室へ持ち運びたいというニーズに応えます。

プリンターを別途用意するスペースがない、または配線をすっきりさせたいという場合にも、プリンター内蔵のSquareターミナルが選ばれています。

Squareハンディとターミナルのスペックと機能

SquareハンディとSquareターミナルは、そのハードウェア構成と得意とする機能には明確な違いがあります。

項目Square ハンディSquare ターミナル
製品タイプ
モバイル/ハンディ型 POS 端末


携帯可能な一体型 POS 端末
(プリンタ内蔵)
重量・サイズ約 315g
179 × 79.3 × 約20 mm(目安)
約 417g
142.2 × 63.5 × 86.4 mm(目安)
ディスプレイ6.2インチ タッチスクリーン
(Gorilla Glass Victus カバーガラス)
5.5インチ タッチディスプレイ
バッテリー内蔵バッテリーで終日利用可能
(コードレス)
バッテリー駆動可、持ち運び/
据え置きどちらも可
決済対応IC・NFC・QR・
各種電子マネー対応
IC・磁気・NFC・QR・
各種電子マネー対応
バーコード/カメラ内蔵標準では内蔵なし
(外部機器で対応)
レシート印刷内蔵プリンターなし
(外部プリンター接続が必要)
内蔵レシートプリンターあり
(決済と同時に発行)
ネットワークWi‑Fi
(テザリング可)
Wi‑Fi またはイーサネット
(テザリング可)
(ハブ使用時)
決済手段クレジットカード/デビットカード
電子マネー
QRコード決済
モバイルウォレット/タッチ決済
現金

対応できる決済手段の違い

決済機能に関しては、両端末ともにSquareが提供する主要なキャッシュレス決済に完全対応しています。

クレジットカード(ICチップ挿入、磁気スワイプ、タッチ決済)、電子マネー(交通系IC、iD、QUICPay)、そしてPayPayなどのQRコード決済が利用可能です。

Take

Squareハンディは、クレジットカードの磁気スワイプに非対応です。

Squareハンディ、ターミナルともに、端末単体でお客様のカード情報やスマホ画面を読み取る機能を内蔵しているため、別途カードリーダーを用意する必要はありません。

どちらを選んでも、お客様が希望する支払い方法にスマートに対応できる点は共通しています。

レシート印刷やキッチンプリンター連携の違い

ハードウェアとしての最大の違いは「プリンターの有無」です。

Squareターミナルは感熱式プリンター内蔵で、決済完了後に紙のレシートを発行できます。

カウンターでの会計や、領収書が必須となる業態に適しています。

一方、Squareハンディにはプリンターが内蔵されていません

Take

レシートは基本的にSMS(ショートメッセージ)やメールでの電子レシート発行となります。

紙のレシートが必要な場合は、Wi-Fi経由で外部のネットワークプリンターと接続するか、腰に装着できるモバイルプリンターと連携させる必要があります。

ただ、キッチンプリンターへの注文伝票送信については、両端末ともにSquare POSレジアプリで行えます。

Wi-Fiとモバイル通信など通信方式の違い

両端末とも、基本的にはWi-Fi環境下での使用が推奨されています。

店内のWi-Fiネットワークに接続することで、安定した決済処理とクラウド上のデータ同期を行います。

Take

Squareハンディは、持ち運びを前提としたモバイル端末としての性質が強く、Wi-Fi接続が必須となります。

ポケットに収まるサイズ感で、客席や倉庫などWi-Fiが届く範囲であればどこでも業務が可能です。

SquareターミナルもWi-Fi接続が基本ですが、別売りのハブを使用することで有線LAN接続にも対応できます。

そのため、レジカウンターで固定して使用する場合の通信安定性をより高めることができます。

周辺機器や拡張性の違い

Squareハンディの最大の特徴は、高性能な「バーコードスキャナー」を本体に内蔵している点です。

Take

カメラ機能とは別にスキャナーがあるため、倉庫内や小売店の在庫管理、レジ打ちで圧倒的な効率を発揮します。

対してSquareターミナルは、専用ハブを介してキャッシュドロワーや外付けバーコードスキャナーなどのUSB周辺機器と接続する拡張性を持っています。

既存のレジ周りの機器と組み合わせてシステムを構築したい場合はSquareターミナルが有利です。

Squareハンディとターミナルの料金とランニングコスト

店舗運営において、SquareハンディとSquareターミナルの初期投資と継続的なコストの把握は不可欠です。

端末本体価格と初期費用の違い

導入時に最も大きなウェイトを占めるのが端末本体の購入費用です。

Squareハンディは、高性能なスキャナーやスマホのような操作性を備えつつ、導入しやすい価格設定となっています。

項目SquareハンディSquareターミナル
デザイン・外観
本体価格(税込)44,980円39,980円
分割払い対応対応
初期設定費用0円0円

Squareハンディは44,980円、Squareターミナルは39,980円と、ターミナルの方が若干安価に設定されています。

Take

しかし、Squareハンディはバーコードスキャナー内蔵のため、別途バーコードリーダーを購入する必要がありません。

バーコードリーダー内蔵の点を考慮すると、業種によっては実質的な初期費用を抑えられる可能性があります。

どちらの端末も分割払いに対応しているため、初期負担を分散させることも可能です。

決済手数料と追加費用の違い

Squareの最大の魅力は、端末の種類に関わらずシンプルで透明性の高い料金体系です。

両端末ともに、月額利用料や振込手数料は一切かかりません。

発生するのは、キャッシュレス決済が行われた際の決済手数料のみです。

Take

決済手数料は、対面決済において2.5%(中小企業向け)〜という業界最安水準の料率が適用されます。

Visa、Mastercard、JCBなどの主要ブランドや、交通系IC、PayPayなどのQRコード決済に対応しており、どの端末を選んでも手数料率に違いはありません。

そのため、ランニングコストにおいては、端末による有利不利はなく、純粋に機能面で選択ができます。

導入から運用までの総コストの比較

長期的な運用コストを考える際、消耗品や周辺機器の有無、そして耐久性が重要な判断材料となります。

レシート用紙のコスト

Squareターミナルはプリンターを内蔵しているため、感熱ロール紙の購入費用が継続的に発生します。

Take

紙のレシートをその場で手渡したい場合には最適ですが、用紙切れのリスク管理や発注の手間が必要です。

一方、Squareハンディは基本的にペーパーレス(メールでの電子レシート)が前提で、紙代がかかりません。

紙のレシートが必須の場合は別途プリンターが必要になりますが、デジタル化を推進する店舗ではSquareハンディの方が運用コストを削減できます。

耐久性と交換コスト

Squareハンディは防水・防塵性能があり、飲食店や屋外イベントなど過酷な環境でも故障しにくい設計です。

故障による買い替えリスクを考慮すると、動きの多いタフな現場ではSquareハンディの方がトータルコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

Squareハンディとターミナルどっちを選ぶか判断ポイント

SquareハンディとSquareターミナルは、どちらも優れた決済端末ですが、店舗の運営スタイルや重視する機能によって最適な選択肢は異なります。

業種別のおすすめ端末

それぞれの端末が持つ特性は、特定の業種や業務フローにおいて大きなメリットを発揮します。

Take

以下の表は、業種ごとにどちらの端末が適してるかを整理したものです。

業種・業態おすすめの端末選定の理由
アパレル・雑貨店
(小売)
Squareハンディ内蔵のバーコードスキャナーを活用し、レジ業務だけでなく棚卸しや在庫確認がスムーズに行えるため。
カフェ・
コーヒースタンド
Squareターミナルカウンターでの注文と決済がメインであり、その場でレシートを発行して手渡すスピード感が求められるため。
レストラン・居酒屋
(テーブル会計)
Squareハンディスタッフがポケットに入れて持ち運べるサイズ感であり、客席での注文入力から会計までを一台で完結できるため。
美容室・サロン・
クリニック
Squareターミナル領収書や紙のレシートを希望するお客様が多く、プリンター内蔵型の方が別途プリンターを用意する手間が省けるため。
イベント出店・
移動販売
Squareハンディバッテリーの持ちが良く、軽量でかさばらないため、限られたスペースや屋外での機動力が確保できるため。

店舗の規模や客数に応じた選び方

店舗の規模や、1日に対応する客数も重要な判断材料となります。

Squareハンディがおすすめの店舗

スタッフが店内を動き回るような中規模以上の店舗や、商品点数が多く在庫管理が複雑な店舗では、Squareハンディが強力な味方となります。

Take

スマホのような操作感で、新人スタッフでも直感的に扱えるため、教育コストを抑えつつ多機能なPOSレジとして活用できます。

Squareターミナルがおすすめの店舗

一方で、小規模な店舗や、基本的にレジカウンターにお客様が来て会計を行うスタイルの場合は、Squareターミナルが最適です。

レシートプリンターが一体化しているため、レジ周りの配線をすっきりさせることができ、限られたカウンタースペースを有効活用できます。

お客様に安心感を与える「決済専用機」としての佇まいも、信頼感の醸成に役立ちます。

将来の拡張性と長期運用の視点

導入後の運用フローや、将来的な店舗拡張を見据えた視点も大切です。

Squareハンディは店舗DX化向き

Squareハンディは、将来的にキッチンプリンターやKitchen Display Systemと連携させ、オーダーエントリーシステムとして本格運用する際にそのまま活用できます。

つまり、単なる決済端末としてだけでなく、店舗DXの中核デバイスとして長く使い続けることが可能です。

Squareターミナルは拡張性が高い

Squareターミナルは、必要に応じて専用ハブを介してキャッシュドロワーやバーコードスキャナーを外付けすることで、据え置き型のPOSレジに近い構成へと拡張できます。

Take

現状はシンプルに始めたいが、将来的に周辺機器を充実させる可能性がある場合は、ターミナルの拡張性がメリットになります。

どちらの端末もSquareのソフトウェアアップデートにより機能は進化し続けます。

ですが、「スキャナーの有無」と「プリンターの有無」は後から変更できない決定的な違いがあります。

まとめ(両端末の大きな違いはスキャナとプリンターの機能)

「新端末Squareハンディ」と「Squareターミナル」の違いや特徴ついて詳しく比較・解説してきました。

この記事のまとめ
  • プリンターやスキャナーの有無が違う。
  • Squareハンディはスキャナーを内蔵。
  • Squareターミナルはプリンターを内蔵。
  • どちらも簡単に持ち運びができる。
Take

これら2つのデバイスは、店舗の抱える課題や利用シーンに応じて「役割が異なる」という点が重要です。

それぞれプリンターやスキャナを外部接続すれば、どちらも同じ機能や性能を持てることになります。

なので、店舗がスキャナとレシートプリンターどちらを優先して導入すべきかが、選ぶ大きなポイントです。

ただ、両方の端末を併用することで、より快適な店舗づくりをすることも可能です。

飲食店においては、スタッフが「Squareハンディ」で注文を取り、会計時には「Squareターミナル」で決済を行う併用スタイルが、業務効率を高める方法です。

最終的には、店舗のオペレーションにおいて「注文取りの効率化」を優先するか、「決済の利便性と機動性」を優先するかでの判断がおすすめです。

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