Square(スクエア)は、「ゆうちょ銀行は登録できないのか?」、「なぜ口座情報がエラーになって進めないのか?」とお悩みではありませんか?
- Squareはゆうちょ銀行に対応している。
- 個人でも法人でもゆうちょ銀行が使える
- ゆうちょ銀行は記号と番号で特殊な仕組み。
- 通常形式に記号と番号から変換が必要。
Take結論からお伝えすると、Squareはゆうちょ銀行を売上金の振込先口座として問題なく登録可能です。
個人事業主の方でも法人の方でも、メインバンクとしてゆうちょ銀行を指定することができます。
登録につまずく原因の多くは、ゆうちょ銀行特有の「記号・番号」をそのまま入力しようとすることです。
Square登録フォームでは、記号・番号を「店名・店番・預金種目・口座番号」形式へ変換しないといけません。
Squareにおけるゆうちょ銀行の取り扱いについて


Square(スクエア)導入の際、入金先に「ゆうちょ銀行」を指定したいと考える事業者は多くいます。
個人事業主でも法人でもゆうちょ銀行は登録できる
Squareでは、事業形態に関わらずゆうちょ銀行を入金先として指定することが可能です。
開業したばかりの個人事業主の方であっても、既に実績のある法人の方であっても条件は変わりません。



審査においてゆうちょ銀行だからといって不利になることもありませんのでご安心ください。
重要なのは、Squareのアカウントに登録した事業主名義(または法人名義)と、銀行口座の名義(カナ)が完全に一致していることです。
特に、以下の点には注意が必要です。
| 事業形態 | 口座名義のポイント |
|---|---|
| 個人事業主 | 代表者個人の氏名が含まれている必要があります。 屋号付き口座の場合でも、代表者名が併記されていれば登録可能です。 |
| 法人 | 登記されている法人名と一致する口座が必要です。 代表者個人の口座を法人の入金先として指定することはできません。 |
名義の不一致は、口座登録が承認されない最も初歩的な原因の1つです。
1文字でも異なると振込が行われないため、登録時には通帳に記載されている氏名を正確に入力する必要があります。
登録できないケースのほとんどは入力情報の不備
登録できない原因のほとんどは、システム的な非対応ではなく、入力情報の不備によるものです。
ゆうちょ銀行は、口座を識別するために「記号(5桁)」と「番号(8桁)」という独自の体系を使用しています。
しかし、Squareを含む一般的な振込システムでは、全国銀行協会が定める「銀行コード」「支店コード」「口座番号」の形式で情報を処理します。



通帳に書かれている記号と番号をそのまま入力すると、桁数が合わなかったり、存在しない支店として認識されたりしてまうんです。
具体的にどのような違いがあるのか、以下の表で整理しました。
| 項目 | ゆうちょ銀行独自の形式 | Squareに入力すべき形式 |
|---|---|---|
| 支店情報 | 記号(5桁) | 店名・店番(3桁の数字) |
| 口座番号 | 番号(8桁) | 口座番号(7桁) |
ゆうちょ銀行の支店コードと記号の仕組み
ゆうちょ銀行の支店コードと記号の仕組みは、以下のとおりです。
口座番号が8桁の場合の支店コード
支店コードは、口座番号が8桁だった場合、記号の2〜3桁目に「8」を加えた数字です。
記号「11940」
記号は「11940」なので、記号の2〜3桁目に「8」を加えた数字なので、支店コードは「198」になります。
口座番号が7桁の場合の支店コード
ゆうちょ銀行口座番号が7桁だった場合、記号の2〜3桁目に「8」を加えた数字です。
記号「11940」
記号は「11940」なので、記号の2〜3桁目に「8」を加えた数字なので、支店コードは「198」になります。
口座番号が6桁の場合の支店コード
ゆうちょ銀行口座番号が6桁だった場合、記号の2〜3桁目に「9」を加えた数字です。
記号「11940」
記号は「11940」なので、記号の2〜3桁目に「9」を加えた数字なので、支店コードは「199」になります。
ゆうちょ銀行の番号と口座番号の仕組み
ゆうちょ銀行の番号と口座番号の仕組みは、以下のとおりです。
番号が8桁の場合の口座番号
口座番号が8桁(12345671)の場合、最後の「1」を取った数字となります。
番号「12345671」
なので、上記のように口座番号が8桁だった場合、頭7桁の番号「1234567」と入力します。
番号が7桁の場合の口座番号
ゆうちょ銀行口座番号が7桁(1234561)の場合、最後の「1」を取った数字です。
番号「1234561」
なので、上記のように口座番号が7桁だった場合、頭6桁の番号「123456」です。



このように、Squareの登録画面が求めている情報と、ゆうちょ銀行の通帳に大きく記載されている情報は異なります。
そのため、ゆうちょ銀行を登録するためには、お手持ちの記号と番号を「他行からの振込用」の店番と口座番号に変換する作業が必須となります。
失敗しないSquareへのゆうちょ銀行登録マニュアル


Square(スクエア)にゆうちょ銀行を登録する際、多くの人がつまずいてしまうポイントがあります。
それは、通帳に記載されている「記号・番号」をそのまま入力してしまうことです。
Squareは外資系の決済サービスですが、日本の銀行システムに則って口座情報を入力する必要があります。
【ステップ1】 ゆうちょ銀行の記号番号を変換する
まず最初に行うべき作業は、手元の通帳やキャッシュカードに書かれている「記号・番号」を、他行からの振込用データに変換することです。



Squareのシステムは、ゆうちょ銀行独自の「記号(5桁)」「番号(8桁)」の形式には対応していません。
一般的な銀行と同じ「店名・店番」、「口座番号」の形式が必要です。
先ほど説明した変換方法によって、得られる情報は以下の通りです。
| 項目 | 通帳の記載(Squareでは使用不可) | 変換後の情報(Squareに入力) |
|---|---|---|
| 支店情報 | 記号(例:10120) | 店名・店番 (例:〇一八店 / 018) |
| 口座番号 | 番号(例:12345671) | 口座番号 1234567 (末尾を除く7桁) |
特に注意が必要なのは口座番号です。
通帳の番号は通常8桁で記載されていますが、Squareに登録する際は末尾の「1」を除いた7桁を入力する必要があります。
この変換後の「店番(3桁)」と「口座番号(7桁)」をメモに控えてから、次のステップへ進みましょう。
【ステップ2】 Squareダッシュボードへアクセスする
必要な情報が揃ったら、Squareの管理画面である「Squareデータ」にアクセスします。
Squareデータにログインしたら、画面左側のメニューから「設定」をクリックします。


メニューの中から「アカウントと設定」を選び、「お金」>「銀行口座」という項目を選択してください。



ここに、売上金を入金するための口座情報を登録する「銀行口座を登録」ボタンが表示されます。
初めて口座を登録する場合は「銀行口座を登録」ボタンをクリックして、入力画面を開きます。
既に別の口座が登録されていて変更したい場合は「銀行口座を変更」ボタンをクリックして、入力画面を開きます。
【ステップ3】 正しい形式で口座情報を入力して保存
最後に、ステップ1で用意した変換済みの情報を入力フォームへ打ち込んでいきます。


ここでの入力ミスが承認不可の最大の原因となるため、一文字ずつ慎重に入力しましょう。
まず「金融機関名」の欄で「ゆうちょ銀行」を選択します。
「支店名」の欄には、変換して調べた漢数字の店名(例:〇一八)を検索し、候補から正しい支店を選びます。



「口座種別」は、通常の総合口座であれば「普通」を選択し、「口座番号」には、7桁の数字を入力してください。
すべての入力が完了したら「認証する」ボタンを押し、登録手続き完了です。
問題なければ、確認作業を経て、数営業日以内に口座が承認され、「承認済み」のステータスに変わります。
Squareでのゆうちょ銀行の振込手数料と入金スケジュール


Square(スクエア)を導入する際、気にされるのが「売上の入金タイミング」と「振込手数料」です。
振込手数料はSquare負担で完全無料
Squareの最大のメリットの一つが、振込手数料が完全無料であるという点です。
通常、決済代行サービスから売上を入金してもらう際、振込手数料が差し引かれるケースが少なくありません。
しかし、Squareでは、振込先がゆうちょ銀行であっても、振込手数料はすべてSquare側が負担してくれます。



例えば、売上が数千円しかない週であっても、手数料で目減りすることなく、売上金額がそのまま口座に振り込まれます。
回数制限もなく、毎週自動的に入金されるため、余計なコストを気にせず安心して利用できます。
売上代金が振り込まれるのは毎週金曜日
ゆうちょ銀行を登録した場合、入金サイクルは「週1回」となります。



具体的には、毎週水曜日にその週の売上が締め切られ、同じ週の金曜日に口座へ振り込まれます。
一般的なクレジットカード決済の入金サイクルが「月末締め翌月末払い」など、1ヶ月以上先になることが多い中で、Squareの「週払い」は非常に早いサイクルだと言えます。
水曜日までに売り上げた分が、わずか2日後の金曜日には手元に入るため、仕入れや経費の支払いにも余裕を持って対応できるでしょう。
具体的なスケジュールのイメージは以下の通りです。
| 項目 | スケジュール詳細 |
|---|---|
| 対象となる売上期間 | 前週の木曜日から 当週の水曜日まで |
| 締め日 | 毎週水曜日 |
| 振込日(着金日) | 毎週金曜日 |



このように、毎週決まったサイクルで自動的に入金処理が行われるため、入金申請などの手動操作は一切不要です。
「金曜日は給料日」のような感覚で、毎週のキャッシュフローを安定させることができます。
祝日が重なった場合の振込日のズレ
基本的には毎週金曜日に入金されますが、金曜日が祝日(銀行休業日)の場合は注意が必要です。
金融機関が営業していないため、振込日は「翌営業日」にスライドします。



例えば、金曜日が「勤労感謝の日」などの祝日だった場合、その日の振込は行われず、週明けの月曜日に入金されます。
また、ゴールデンウィークや年末年始など、銀行が長期休業に入る期間も同様に、スケジュールが後ろ倒しになります。
資金繰りの計画を立てる際は、カレンダーの祝日を確認し、連休前などは早めの入金を意識しておくと安心です。
正確な振込予定日は、Squareの管理画面(Squareデータ)からも確認できるので、大型連休の前には一度チェックしておきましょう。
Squareの口座登録が承認されない場合のチェックポイント


ゆうちょ銀行の口座情報がいつまで経っても承認されない、あるいはエラーになってしまうことがあります。
口座確認中ステータスから変わらない場合
口座情報を保存後、Square管理画面でステータスが「口座確認中」のまま数日が経過することがあります。



特にゆうちょ銀行の場合、他行からの振込用口座情報を利用する仕組み上、照合に少し時間がかかる可能性も考えられます。
もし5営業日を過ぎてもステータスが変わらない場合は、登録完了メールなどが迷惑メールフォルダに振り分けられていないか確認してください。
サポートセンターへ問い合わせる前に確認すること
どうしても承認されず、Squareサポートへ問い合わせを検討している場合でも、その前にもう一度だけ以下の項目をセルフチェックしてみましょう。
入力フォーム上の細かな形式エラーである可能性が高いです。
- 全角・半角の入力ミス:口座番号や店番の数字は「半角」、口座名義のカタカナは「全角」で入力されていますか?
- スペースの有無:姓と名の間にスペースが入っているか、あるいは不要なスペースが末尾に入っていないか確認してください。
- 名義の表記ゆれ:「ヴとブ」、「ヂとジ」など、通帳の印字と一文字でも異なると承認されません。



これらを確認し、正しい情報に修正して保存し直すことで、再審査が自動的に始まります。
焦らず正確な情報を入力し直すことが、承認への一番の近道です。
まとめ(Squareは振込口座にゆうちょ銀行の登録が可能)
Square(スクエア)のゆうちょ銀行口座登録方法や、振込手数料、入金スケジュールについて解説しました。
- Squareはゆうちょ銀行に対応している。
- 個人でも法人でもゆうちょ銀行が使える
- ゆうちょ銀行は記号と番号で特殊な仕組み。
- 通常形式に記号と番号から変換が必要。



Squareでは、個人事業主・法人を問わず、売上入金先としてゆうちょ銀行を問題なく登録することが可能です。
「登録できない」トラブルの多くは、ゆうちょ銀行特有の「記号・番号」をそのまま入力していることが原因です。
振込用の「店名・預金種目・口座番号」へ変換してから入力することで、スムーズに登録を完了できます。
コスト面に関しては、振込手数料はSquare負担のため完全無料である点が大きなメリットです。
適切な設定を行い、Squareの便利な決済サービスをビジネスに役立てましょう。

